人狼審問

- The Neighbour Wolves -

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(1562)赫い屍の海で彼の人はわらう。 : 4日目 (1)
修道女 ステラは学生 メイに投票しました
酒場の看板娘 ローズマリーは学生 メイに投票しました
学生 メイは美術商 ヒューバートに投票しました
お嬢様 ヘンリエッタは学生 メイに投票しました
流れ者 ギルバートは学生 メイに投票しました
美術商 ヒューバートは学生 メイに投票しました
墓守 ユージーンは学生 メイに投票しました
村人は集会場に集まり誰を処刑すべきか話し合った……

学生 メイ に、6人が投票した。
美術商 ヒューバート に、1人が投票した。

学生 メイ は、村人の手により処刑された……
学生 メイは人間だったようだ。
酒場の看板娘 ローズマリーは、美術商 ヒューバートを占った……。
美術商 ヒューバートは人狼のようだ。
お嬢様 ヘンリエッタは、修道女 ステラに襲いかかった!
次の日の朝、修道女 ステラが無惨な姿で発見された。
現在の生存者は、酒場の看板娘 ローズマリー、お嬢様 ヘンリエッタ、流れ者 ギルバート、美術商 ヒューバート、墓守 ユージーン、の5名。
流れ者 ギルバート
[紅い獣のような少女の視線にも全く同ぜず。
黄金色の眸で見据える。

少女の刀をギリギリまで引き付ける。
血と埃にまみれたシャツが切り裂かれ、腹部の皮膚がパックリと裂ける。
と、脇を駆け抜けた少女の気配を先読みし、背中合わせとなった少女の背を両脚で蹴り倒す。]
(0)2006/06/19 23:49:39
墓守 ユージーンは、広大な地底湖の傍に屈み込み、水を掬ってゐる。
2006/06/19 23:58:03
美術商 ヒューバート
[瓦礫を掻き分け、そこにいるのは恋焦がれた
 少女・・・2度も逃した極上の”獲物”]

やぁ・・・また会えましたね。

[どうやら動けない様子の少女の姿に、
 サディズムがくすぐられる]

今度こそ・・・”しようね”?
(1)2006/06/20 00:00:37
酒場の看板娘 ローズマリー
─地下坑道─

[──びちゃり。
深く澄みはじめた水面から、影が覗く。
緑掛かった暗い光。水掻きのある手のひらがリボンをぐいと掴み──。

リボンは抵抗するように、刃物で相手を突き刺すが相手の皮膚が硬すぎるのか、表面をむなしく滑る。マリーを包み込んだまま、黒いラバーの塊は水の中へ落ちた。]
(2)2006/06/20 00:04:43
美術商 ヒューバート
[まずは左肩に拳を一閃。やはり避けられない。
 乙女の柔肌に、悪鬼の魔手がめり込む。
 それを通じて、彼女の体温が流れ込んでくる]

嗚呼・・・柔らかい・・・女の子って本当に柔らかい・・・。
好きですよ。大好きですよ・・・嗚呼っ!!

[右肩、左脚、右脚。体の自由を奪っていく。
 そして、猿轡をかませた。]
(3)2006/06/20 00:05:14
お嬢様 ヘンリエッタ
[背中に衝撃を受けもろに受け止めながら
 尚も日傘を背後に突き
 背面側の肋骨が鈍い音をたてる。
――ズザザアァァァ……
 勢いのまま地面を滑り崩れた瓦礫に激突。
 ゆらり
 血塗れの少女はぱらぱらと小石を落としながら起き上がり
 額から薔薇色の唇へと流れる己の血を紅い舌が舐めあげる。]
(4)2006/06/20 00:05:17
学生 メイ
[矢のように拳が体中を打つ]
[その底で]

────あなたが、─してくれるの?

[狂喜を孕んで]
[けれど、その声は声にはならず]
2006/06/20 00:08:27
墓守 ユージーン
─地底湖、西─

[その畔で身を屈めている。]
[その体勢のまま、上を見る。]
[最初に潜った場所から余程深いのか、天井は高く、]
[ごつごつとした岩が垂れているのが、ぼんやりと見える。]
(5)2006/06/20 00:08:58
美術商 ヒューバート
[体の自由を奪われた少女の上に、悪鬼が圧し掛かる。
 もはや少女と”する”・・・いや、少女を”犯す”ことしか考えていない。
 力強く少女の服を破り捨てる。初々しい2つの丘が姿を現す]

おぉ・・・青い青い。でも、その青さも甘美です。
では・・・”楽しみましょう”。

[優しく両の丘の上に舌を這わせる]
(6)2006/06/20 00:12:10
酒場の看板娘 ローズマリー
─地下坑道─

[──暗く深い紺色に沈む水の中へ落ちる。
緑掛かった光は、マリーを水中へ引き込んだ相手の瞳のようだった。光彩の動かない両生類の瞳。マリーと目が合う。
マリーの身体を包んでいたリボンが解け、マリーを捕食しようと開いた相手の異形の口へと大量に流れ込む。

マリーは拘束されたまま、相手に頬笑んだだけで。]

──おまえも醜い化け物だこと。

[リボンの先に付いた飾りが内側から両生類めいた相手を引き裂く。水に流されながら、水面に赤黒い花を幾つも咲かせた。]
(7)2006/06/20 00:12:49
墓守 ユージーン
[湖面へと]
[白く浮く腕が]
[ぼんやり]

[冷たい腕]
[笑みを零した]

[周囲に気をとられていた為、水面下へと引きずり込まれる。]
(8)2006/06/20 00:14:43
学生 メイ
─して
─して

────わたしだけを、みて?

わたしはもうあげられないけれど
わたしをみてくれるのなら
わたしをすべてあげるから

だから
だから
だから

わたしのすべてを─して?

[渇望]
[彼女の”始まり”で生まれ、今の彼女の全てを成す]
[その口元が歓喜に歪む]
[”彼”は気付かない]
2006/06/20 00:15:02
酒場の看板娘 ローズマリー
─地底湖、西─
[解けかけたリボンと戯れるように水脈深くを静かに流れ、マリーは地底湖の水面に顔を出した。]
(9)2006/06/20 00:16:21
流れ者 ギルバート
[ビュ、と。
かわしてなおも鋭い突きが背に突き刺さり。
肺腑まで抉られこそしなかったものの、刺さったまま動いた為に、表皮に深い溝を刻み。

素早く背後を振り返り、ダガーを構えたその背が見る見るうちに赤く染まっていく。]
(10)2006/06/20 00:16:23
美術商 ヒューバート
[丘の上を舌が冒険し、手が揺るがす。
 少女の体の上で起こる自然災害]

嗚呼・・・柔らかくて、そして”美味しい”・・・。
青い果実は本当に甘くて・・・ふふふふ。

[丘の散策を終えた舌は体のいたるところを
 駆け回る。まるで雪の日の犬のように。
 狂犬が駆け回る。悪鬼が駆け回る]
(11)2006/06/20 00:18:21
墓守 ユージーン
[冷たい腕。][肌につけているのは薄く透けるような布。]

[冷たい体。][巻きつけるように。]

[口元から、泡を湖面へと吐き出し、尚も引きずり込まれる。]
(12)2006/06/20 00:22:47
美術商 ヒューバート
[舌が駆ける。そして噛む。肉を食む。
 食いちぎる。乙女の柔肌を蝕む。
 痛みに顔が歪んでいる・・・もしかしたら、
 すでに”悦び”の表情なのかもしれない]

ふふふふふふ・・・どうです?”上手い”でしょう?

[乙女の味を楽しみながら、下も脱がし、全裸にする]
(13)2006/06/20 00:24:56
酒場の看板娘 ローズマリーは、静まり返った湖の何処かで、水がさざめく気配に気付く。
2006/06/20 00:25:30
墓守 ユージーン
[女の腹からは、ぬめりとした白を纏い硬い片が突き出す。]
[女に巻きつかれている為に、それは、腹を真っ直ぐに抉る。]

[水の中に血が、揺れる。]

「此処はとても冷たくて」
「苦しい程に悪意が満ちてる」
「タスケテ」
「タスケテ」
「暖かみが欲しくてたまらない」
「貴方が欲しい」
「一瞬のあたたかさ」

[へらりと笑ったろうか。]
[腕が振るわれ渦が発生する。]
[刀は女の顔を一刀両断にした。]
[その女を身につけたまま、湖面へと、出ようともがく]
(14)2006/06/20 00:29:14
墓守 ユージーンは、首から斜め上に断った女の白い顔が湖面に浮いてゆくのを見る。
2006/06/20 00:31:52
酒場の看板娘 ローズマリー
[水面に素顔を晒したまま、ゆっくりと首だけをひねり振り返る。
──確かに、誰かが水中に引きずり込まれて行く途中のようだ。]

[マリーは<沈み行く誰か>が気にかかったが、手足はリボンに拘束されたままなので、そちらへ向かう事は出来ない。リボンはマリーを持ち上げるようにして、ゆっくりと地面のある場所へマリーの体を運んだ。]
(15)2006/06/20 00:32:15
学生 メイ
[肩から血を流し、腹から血を流し、折れた骨が薄い皮膚を突き破り]
[その様はもう──”人”ではなく]

──あはは、もっと、ねぇもっと─して?

[貪欲に求める心]
[体は動かず、されるがままに]

──素敵、素敵、素敵、素敵。

[”彼”の姿に”彼”が重なる]
[”彼女”の全てだった”彼”]

──あかい、あかい、きれいな、おはな。

[視界は闇の紅]
[自らの紅]

[ひやり、と]
[闇に晒される己が体に身震い]
2006/06/20 00:32:16
酒場の看板娘 ローズマリー
[無防備な裸体。白い肌に拷問の跡が残る──。
マリーは手足を拘束された姿のまま、水中に居る者がユージーンである事に気が付いた。]
(16)2006/06/20 00:35:21
酒場の看板娘 ローズマリーは、濡れた髪をふるう事で、顔を隠した。
2006/06/20 00:36:37
お嬢様 ヘンリエッタ
[月明かりをてろりと弾きメタリックな輝きが肌を這う。
 じっと目の前の男を見据え乱れた髪を整え
 仕込み刀をヒュ、と空を一閃し付着した血を落とし
――パチン……
 日傘に収める。]

愛がないとつまらないわ…

[ふわり
 日傘を開くと同時に薔薇の花弁が広がり
 男を包み込むように襲う。
 ただの時間稼ぎ。
 舞い散る花弁が消える頃には少女の*姿は無かった*]
(17)2006/06/20 00:37:02
美術商 ヒューバート
[旅する舌は、ついに渓谷へ到達する。
 やはりこの谷は未成熟。甘美。美味し。
 谷の線に沿って舌を這わす。微動]

すごい・・・もしや”初めて”ですか?
おやおや・・・ふふふふふふ、はしたない。

[湧き水が染み出してくる。過剰。
 もはや洪水の如く。悪鬼は好んで味わう]

嗚呼!”美味しい”!お嬢さんの味は素晴らしいですよ!

[泥遊びをするように、少女の谷を弄繰り回す]
(18)2006/06/20 00:37:39
流れ者 ギルバート
[こちらとの武器のリーチの差は何とかなるとしても。
少女には打突技も効かず、刃も立たない。
傷つけても瞬時に再生してしまう。
攻めあぐねた彼が考えたのは。

硬い殻に覆われた敵には、強い衝撃を与え続けて、内部にダメージを与える。
それが、彼の選んだ戦術だった。]
2006/06/20 00:39:20
墓守 ユージーン
[眸を細め、女の胸の下、右脚左脚を斬る。]
[重さは軽減され、]
[だが女の白い腹とそれに繋がる刃引の刀に貫かれたまま、]

げほっ
ぁ〜・・・・・痛・・

[何度か咳き込んで。漸く湖面へと顔を出す。]
(19)2006/06/20 00:42:07
学生 メイ
[濡れる。溢れる。それは心に連動する歓喜の証]

[口元が歪む]
[三日月に]

──そう、そこ。
──もっと、もっと、もっと、もっと。

[腰が揺れ──激痛]
[それすら、更なる歓喜を呼び起こして]
2006/06/20 00:44:00
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに首を傾げた。
2006/06/20 00:44:32
墓守 ユージーンは、腹を刃引の刀に貫かれたまま、湖岸へと水を掻く。
2006/06/20 00:45:09
墓守 ユージーンは、湖岸に居る女性に気がついた。
2006/06/20 00:46:00
流れ者 ギルバート
[舞い散る花弁が、視界を数瞬覆う。
半ば予期していたことではあったが、不意打ちを警戒して踏み留まった為に、反応が遅れた。
時間稼ぎ時がついた時には、既に少女の気配は遠くへと消え去った後だった。

・・・最後のヘンリエッタの捨て台詞に、鼻を鳴らし唇を歪める。
眸より黄金いろが薄れ、沈んだ琥珀へと変じる。]
(20)2006/06/20 00:46:20
美術商 ヒューバート
[”初めて”だと思っていたが、探る手は
 あるはずのものを感知することはできない。
 少々残念そうだが、味は保証されている。
 一通り冒険を終えた後、悪鬼は”武器”を取り出す]

さて・・・そろそろ、It's a show time!ですね。

[上品で下品な笑みを浮かべたまま、少女を抱き上げる。
 もう動くだけの力は残されていないようだ。
 動く力を奪ってしまえば、ただの華奢な少女。
 そして、ついに悪鬼の足れるものが、少女の足りぬものを補う]
(21)2006/06/20 00:47:53
墓守 ユージーン
へっ
これは、悪い位置だなぁ。

[そうぼやくも、湖岸へと水を掻く手は止まらずに。]
(22)2006/06/20 00:48:07
酒場の看板娘 ローズマリー
[リボンが漸くマリーの顔を隠すように、くるくると動き始める。だが、キツく後ろでまとめた拘束を解く様子は無い。
──マリーは無表情のまま。]
(23)2006/06/20 00:48:43
墓守 ユージーンは、湖岸に手をかける。
2006/06/20 00:49:28
酒場の看板娘 ローズマリー
──坊や。
私を離しなさい。
(24)2006/06/20 00:50:34
学生 メイ
[持ち上げられる]
[”予感”に打ち震え、そして]

──っ。

[二人目]
[これで二人目]
[彼女を─す、これが二人目]

[気絶することも許されぬ激痛と─される悦びに]

──シアワセ。

[声を成さない嬌声]
2006/06/20 00:51:28
墓守 ユージーン
[ざばり・・・]
[マリーに視線を送りながら、一気に湖から身を上げる。]
[白い裸体につけられた拷問の痕に顔色1つ変えずに。]

あぁ、酷い有様だねぇ。
だから、それで覆ってるのですかい?

[地面に降り立つと、水を吸った服の重みと腹の痛みで一瞬姿勢を崩す。頬を歪めて、刃引の刀を腹から抜き、地面にドンとつき立てた。]
(25)2006/06/20 00:53:09
美術商 ヒューバート
[連結。その刹那、少女は体を震わせる。
 戦慄は、痛みと悦びをもたらす]

私は自分から動かすの嫌いなんですよね。
申し訳ないが、お嬢さんがリードしてくださいな。
では・・・失礼。

[拳を振り上げ、少女の柔肌にめり込ませる。
 衝撃で体がひしゃげ、反射反応を起こす。
 間髪いれずに拳を入れ続ける。
 そのたびに少女の上下運動が悪鬼を悦ばせる]
(26)2006/06/20 00:53:31
墓守 ユージーンは、その衝撃で白い腹は地に落ちる。
2006/06/20 00:54:23
流れ者 ギルバート
[元の軽薄な顔つきに戻り、]

・・・ケ。
愛なんて元からねっつうの。腐れ×××が。

[ぐんにゃりと瓦礫の狭間に投げ出された青年の死体へと近付いていく。
傍にしゃがみこみ、耳こそないものの、損傷の少ないその顔を覗き込んでは、大げさに溜息をつく。]

あーあ、もったいね。
やっぱ結構上玉だったんじゃん。
生きてりゃ俺が天国いかせてやったのに。
(27)2006/06/20 00:57:20
墓守 ユージーン
また会えて嬉しいねぇ。
クックック。

[水を払うかのように薄く刃文の浮かぶ刀を右手に持った。]
[荷袋を地面へと放り、]
[左手を体の後ろへとやるかのように腰へやる。]
(28)2006/06/20 00:59:09
酒場の看板娘 ローズマリー
[拘束が解かれない事に対して実際焦りのようなものが無い訳ではないのに。ユージーンにはそれを見せないように、口元をつり上げて笑みを浮かべる。]

──いいえ。
傷口を消してしまうのは簡単な事。
あなたが切り落とした手首のように。
この跡達も──────刻みなおさなくては──消えてしまう。

覆っているのは、証だから。
(29)2006/06/20 00:59:42
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに右手首を見せようとして、まだ体が動かない事を自覚する。
2006/06/20 01:00:16
学生 メイ
[殴られ、衝撃で体が上下する]
[首を支えることも出来ず、ただがくがくと頭を揺らし]

[紅が散る]
[白い膚に紅い水、その更に奥に白く硬い──]

[視界は闇の紅]
[自らの紅]

────。

[死者の色を纏い始めて]
2006/06/20 01:01:51
美術商 ヒューバート
[悪鬼の息遣いが荒くなる、少女の息遣いも荒くなり、
 あまり反応もなくなってくる]

はぁ・・・はぁ・・・いい・・・いい・・・上手いですよ、お嬢さん!
でも・・・そろそろお終いですかねぇ?



・・・・・・・・・・・・ッッ!!



[悪鬼が、物言わぬ肉塊を白い海へ沈める。
 そして、しばしの間を経て邪険に投げ捨てる]

・・・ふぅ、ごちそうさま。では、さようなら。

[それがさも当然のルーティンワークだったかのように、
 事を終えるとさっさと立ち去ってしまう]
(30)2006/06/20 01:01:58
墓守 ユージーン
証ねぇ。
何時ぞや言ってた「ご主人様」とやらですかい?
何ともいいご趣味がおありのようだ。

[へらっと。顎をしゃくらせた。]
(31)2006/06/20 01:04:26
酒場の看板娘 ローズマリー
──あぁ、ご主人様。

[ユージーンの言葉を気にした様子もなく、恍惚とした呟き。]
(32)2006/06/20 01:05:50
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに「そうね──」と中空に消えるように答え。
2006/06/20 01:06:32
流れ者 ギルバート
ま、その後喰っちゃうんだけどね。
ヒャヒャヒャ・・・あ、痛てててて。
うー血が。

[背中を押さえ、芝居がかった声で呻きながら立ち上がる。
身体から埃をざっと払うと、*その場を後にした。*]
(33)2006/06/20 01:07:38
学生 メイ
[闇の中に横たわる白い”シタイ”]

[やがて死者の色を纏い]

[闇の紅と水の紅]

[見るも無惨なはずの”それ”の口元は]

──シアワセ。

[それでも三日月の笑みを浮かべ]
2006/06/20 01:08:23
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーに、へらへらと笑い、
2006/06/20 01:09:31
墓守 ユージーン
で、そのご主人様とやらに、参加してるのかねぇ?
この殺し合いの宴に。

[心なしか声が楽しげに。]
(34)2006/06/20 01:11:52
お嬢様 ヘンリエッタ
[あどけない少女が拗ねたように
 その癖に甘ったるく絡みつくように
 「声」は紡がれる。]

良いわね、良いわね、とても良いわね。
愉しそうね薔薇色は。
私はつまらないわ。
美味しそうな獲物と愛し合うのも邪魔されてしまったし。
でも…

[「声」は一気に甘さを増す。]

見つけたの…ご馳走を…
(*0)2006/06/20 01:13:02
学生 メイ
────────。

[闇の中]
[物言わぬ姿になり]
[ただ静かに]
[己だけの幸せを抱き]

[ただ、そこで朽ちるのを待つ]
2006/06/20 01:13:23
酒場の看板娘 ローズマリー
[拘束がどうやっても解かれる様子が無い事を確認する。
小さく溜め息を付き、ユージーンに向かって、]

ねえ──。
あなたがリボンを解いてくださらない?
解いてくださるなら、質問に答えるわ。
(35)2006/06/20 01:14:04
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーを値踏みするように、目を細めた。頬の肉が上がる。
2006/06/20 01:16:06
美術商 ヒューバート
[快楽の後の上機嫌で「声」を出す]

ふぅ・・・あのお嬢さん最高でしたねぇ。
ご馳走は、後に回せば回すほど美味・・・。
そっちもご馳走を見つけたようですね。
恐らくは、美味・・・ふふふふふふふ。
(*1)2006/06/20 01:17:43
お嬢様 ヘンリエッタ
くすくすくすくす…

[嗤う。]

…嗚呼…
ステラ、ステラ、ステラ…
愛しいわ、愛しいわ、愛しいのよ。

[強化された聴覚に其の声が届けば
 頬を染めうっとりと潤んだ瞳を細める。]

其処ね?其処なのね?其処に居るのね?
…すぐ行くわ…

[聴こえるはずの無い相手に甘く優しく囁く。]
(*2)2006/06/20 01:18:26
酒場の看板娘 ローズマリーは、緊張を隠すように、こっそりと唾液を飲み込んだ。
2006/06/20 01:19:14
美術商 ヒューバートは、次を求めて*さ迷い歩く*
2006/06/20 01:19:25
酒場の看板娘 ローズマリー
[リボンが食い込み痣になった手首を少しでも、後ろで動かそうともがき。]
(36)2006/06/20 01:21:01
お嬢様 ヘンリエッタ
[日傘をくるくると
 ステップを踏むように夜道を歩き
 上機嫌な薔薇色の「声」に
 宝物を自慢する子供のように無邪気な「声」が応える。]

そうよ…
ご馳走よ、ご馳走よ、ご馳走なの。
でも邪魔はしないでね?
薔薇色は今は満足しているでしょう?
ステラは私のモノよ。
私だけのご馳走なんだから。
(*3)2006/06/20 01:21:32
美術商 ヒューバート
[ふふっと笑い声をあげ]

まぁ・・・ここは公平に行きましょうか。
どうぞお楽しみくださいな。
(*4)2006/06/20 01:26:00
墓守 ユージーン
まぁいいがね。
しっかしまた、自分の思い通りにならない武器を持ってるなんざ、自殺行為としか思えねぇ。

[一歩マリーへと足を踏み出し、腹の痛みで顔を顰めたものの、危なげのない足取りでマリーの正面へと立とうとする。拷問の痕を別にすれば、その白い裸体は退廃的な美を思わせたが、そのような美の感性のないユージーンには美しく艶かしい肌に酷く醜い痕をしているとしか見えなかった。]

しかしまぁ、酷いものだ。

[表面上は緊張感の欠片もないように見える。]
[チロリと見ると、先ずは後ろへと周り、リボンを解こうとした。]
(37)2006/06/20 01:30:55
お嬢様 ヘンリエッタ
ありがとう。
薔薇色は優しいわ、優しいわ、優しいわね。
…大好きよ…

[抱きつく程に「声」は甘く絡みつく。]
(*5)2006/06/20 01:32:06
酒場の看板娘 ローズマリー
[マリーが動くと、最初にリボンに拘束された時、怒りによってボロボロに引きちぎられた灰色のドレスの破片が──水中に流れなかった最後の破片が剥がれ落ちた。皮膚病の皮膚のように。]
(38)2006/06/20 01:32:12
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに、動く範囲内で大人しく腕を差し出した。
2006/06/20 01:33:46
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーを見て、「ほんと、元の肌はカミさんより綺麗だわ。いいねぇ。」
2006/06/20 01:34:18
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーの手首を拘束するリボンへ、内側から刀を押し当ててひく。
2006/06/20 01:36:02
酒場の看板娘 ローズマリー
[リボンがどう動くのか。
上手くマリーを解放して、ユージーンを襲うのか。
あるいは逆にマリーを今以上に戒めるのか。]

────────。

[顔を伏せ、リボンを解こうとするユージーンの動きに何かを思い出していた。]
(39)2006/06/20 01:37:52
酒場の看板娘 ローズマリーは、リボンが抗議の悲鳴を上げながらも、千切れて行く事に驚いた。
2006/06/20 01:39:12
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに顔を傾けたまま、「足もお願い──。」
2006/06/20 01:40:18
墓守 ユージーン
あぁ、本当に綺麗だなぁ。

[マリーが驚いた様子に頓着せず、肌の肌理の細かさを褒め称えて、足首へと屈み込もうとする。]
(40)2006/06/20 01:40:59
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーに、「はいはい」と適当な返事を返す。
2006/06/20 01:41:27
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーの足を傷つけないように、拘束するリボンを断ち切ろうとした。
2006/06/20 01:42:56
酒場の看板娘 ローズマリー
[足元のリボンも同じように悲鳴をあげながらも、素直に千切れて舞い散る。マリーは久しぶりに解放された手足を試すように、動かし、腹這いの姿勢のまま、さらにユージーンを覗き込んだ。]

──ありがとう。

[殺意も無く刃物を握ったユージーンの手に触れる。
握ったその形を確かめるように、ゆっくりなぞりながら、]

奥さまをとても愛しているのに──。
それ以上に殺し合う事を──殺すか殺されるかのギリギリを──あなたは望むのね。

ご主人様が此の島に居るのか──。
────哀しい事に私達にはまだわからない。
ご主人様と私達は随分と離れてしまったから。
私がご主人様を──裏切ったと────ご主人様は信じて。
(41)2006/06/20 01:48:31
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーの言葉に飄々と言葉を返す。
2006/06/20 01:49:26
酒場の看板娘 ローズマリー
[目元を覆っていたリボンが、手足のリボンに習うようにひとりでに解ける。マリーはユージーンを見つめているが、そのエメラルド色の瞳は何も映してはいない。左の目元に引き攣れたような傷跡。]

殺したければ、今ここで私を殺しても良いのよ?
そうすれば、ご主人様が────迎えにきてくださるかもしれない。
(2006/06/20 01:52:01、酒場の看板娘 ローズマリーにより削除)
酒場の看板娘 ローズマリー
[目元を覆っていたリボンが、手足のリボンに習うようにひとりでに解ける。マリーはユージーンを見つめているが、そのエメラルド色の瞳は何も映してはいない。左の目元に引き攣れたような傷跡。]
(42)2006/06/20 01:54:15
酒場の看板娘 ローズマリー
殺したければ、今ここで私を殺しても良いのよ?
そうすれば、ご主人様が──。
──私達を迎えにきてくださるかもしれない。
(43)2006/06/20 01:59:09
墓守 ユージーン
おやまぁ、随分と素直な事だねぇ。

[自分の手に触れてくるマリーの白い手に、左手を重ねながら、]

俺はね、ずっと探してるのですよ。
全力で殺しあえる奴を。
心残り1つ、塵1つ残らないくらいに激しく燃やし尽くしてくれるような熱い熱い殺し合いをする相手を。

これだけは止められねぇ。

[心底楽しそうに。まるで少年のように。]
[だけれど、少年にはない愉悦をも抱いて。]

はぁ。
なるほど。
まぁ、島は幾百とあるからねぇ。その放浪のご主人様とやらが、この島にいるかどうかは分からないですわな。

で、そのちょっと勘違いした主人様とやらは強いのですかい?
(44)2006/06/20 01:59:10
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーの左の目元に、指を添わせた。
2006/06/20 02:00:27
墓守 ユージーン
あぁ、本当に酷い傷ですわ。
はぁ。
殺すねぇ。まぁ、殺したっていいけども、多分そのご主人様とやらは、此処にゃ直ぐ来れないと思えるねぇ。大体、その・・・坊やもだっけか?
二人とも捨てちまったのでしょうに。
その、勘違いとやらで。
(45)2006/06/20 02:04:18
墓守 ユージーンは、どう考えても現実的でない言葉を喋るマリーに困惑気味だ。
2006/06/20 02:06:09
酒場の看板娘 ローズマリー
[重ねられた手のぬくもりを感じる。
勘違いと言う言葉にくすくすと笑い、触れる指にも無防備に瞼を閉じて。]

ご主人様が強いかどうか──。
──そうね。
あなたが楽しめる程度には出来るのではないかしら。

──あなたがあの人を殺したいと望むなら。
それは──。

[閉じても開いても何も映さない瞳から、静かに涙をこぼした。]
(46)2006/06/20 02:06:20
お嬢様 ヘンリエッタ
[水面を歩くように軽やかに高層建築物の間を進む。
 ふわり、ふわり
 ドレスのレースが揺れる。
 切られて垂れ下がる銀糸の一本を見つけ手を伸ばし
 優しく優しく撫ぜれば細い指に紅い線が浮かぶ。]

…嗚呼…

[もう聴覚の強化も要らないくらいに
 近くにステラの気配を感じながら
 紅い舌はぬらりと細い指を舐めあげる。]

くすくすくす…
(*6)2006/06/20 02:14:15
墓守 ユージーン
あぁ・・・。
困ったねぇ。

[肩を落として盛大に溜息をつく。]

何ていうか、こう・・・困るねぇ。
女の涙ってのは、卑怯だと前々から思ってたって・・・

[やれやれと頭を振る。]

興ざめですわ。
殺せねぇ。

まぁ何というか、ご主人様ってのに会ってからですわな。殺すかどうか決めるのも。その、何ってか・・・はぁ。強くなけりゃ、どうでもいいですし、強いなら、殺し合いたいもんだけどねぇ・・・。

[もう一度、溜息。]
(47)2006/06/20 02:15:51
酒場の看板娘 ローズマリー
[溜め息を繰り返す気配に再び目を開き、]

──困らせてしまったのね。
ごめんなさい。
そうね、でもご主人様は──。

私は、あなたが私を殺してくれたら────少し嬉しかったかもしれないのにと思ってしまった。

[哀しげに緩やかに首を振る。
涙を流した表情を変えぬまま、いつの間にか握りしめた例の飾り刃物をユージーンの腹部に向けて振るった。]
(48)2006/06/20 02:23:57
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに話の続きを促した。
2006/06/20 02:29:15
墓守 ユージーン
おおっと!

[右手に持った刀を垂直にして、飾り刃物を受け止めた。]

はぁ。
でも、死ぬ気満々で、殺し合いもしないような相手を殺すのは気が引けるからねぇ。

まぁ、弱い奴を殺すのとも、違いまさ。


何と言うか。
疲れたんですかい?探すのに。

[三度目の溜息をつく。]

もし、まぁ、そのご主人様とやらに会いたいなら、生きてこの島から出た方が、会える確率が高いと思うけどねぇ?

[何かを持ちかけるように、マリーを見て言葉を紡ぐ。]
(49)2006/06/20 02:31:16
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーに話の続きを促した。
2006/06/20 02:31:38
お嬢様 ヘンリエッタ
[彼の人は、其処に、居た。
 巣にかかった獲物が鴉に喰われるのを見つめる後姿に
 熱ぽく甘い甘い溜息を漏らす。]

…嗚呼…
ステラ、ステラ、ステラ…

[ゆっくりと振り返り愛しい女は笑む。
 ゾクリ
 半開きの唇からつぅと粘性の高い透明な雫が零れる。]

お持て成しは終わった?

[恥じ入るように恋する乙女のように
 くるりと日傘をまわして
 首を傾げ妖艶な笑みを浮かべた。]
(*7)2006/06/20 02:37:54
酒場の看板娘 ローズマリー
[暫く聞き分けの無い子どものように、飾り刃物をユージーンの刃物と拮抗させていたが、やがて力を抜き。
思案するように首を傾けた──。]

[数秒そのままの姿勢で静止していたが、唐突に何かを思い出したように、地面に放置されている鞄を引き寄せ、中を開く。]

坊や、坊や──。
この島に居る、強い者を教えて?
この人が望むような相手を。

[歌うようでいて、甘やかすような声音。]
(50)2006/06/20 02:39:22
酒場の看板娘 ローズマリー
[鞄が震える──。]
[そして地下水道よりもさらに深く低い場所から響く様な声がひと言。]

………ヒューバート。
少女……殺し……の黒い悪鬼………………。
(51)2006/06/20 02:42:18
墓守 ユージーン
ヒューバート・・・・・。

へぇ・・・・

[楽しそうに目が細められた。]

いいねぇ。
悪鬼って所がまた、くる。
(52)2006/06/20 02:44:31
墓守 ユージーンは、クツクツと喉を鳴らした。
2006/06/20 02:44:42
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに年相応の女の様にはにかみ、伺うような笑みを浮かべた。
2006/06/20 02:45:28
酒場の看板娘 ローズマリー
坊や、その悪鬼は何処に居るの?
そこまでは分からないの──かしら。

[鞄は微かなノイズ音を出すだけで、何も返さない。
役目は終えたとばかりに口を閉じ、マリーが再び開こうとしても微動だにしなかった。]
(53)2006/06/20 02:48:29
酒場の看板娘 ローズマリーは、墓守 ユージーンに「坊やは嘘は決してつかないわ。」
2006/06/20 02:50:41
墓守 ユージーン
他にはいるかねぇ?
強い奴・・・血を沸かせてくれる人間。

あぁ、こうしないかね。
ご主人様とやらに会うまでに、俺が、全部殺しましょう。
そのご主人様とやらが強いなら、俺は会いたいと考える。
その強いかもしれないご主人を知るのは、そちらだけだ。
代価は、強い人間達で結構。

だから、そちらを生かそうか。

[パン、と左手で自分の膝を打った。]

ご主人を殺すか否かは、その時次第。
危険な賭けだが、どうですかい?
その時に、止めたいなら、止めりゃあいい。

その時こそ、いい殺し合いも出来るだろう。
(54)2006/06/20 02:51:25
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリーに、「死にもの狂いってのは・・・とってもいい。」
2006/06/20 02:54:40
お嬢様 ヘンリエッタ
[応える声に長い睫毛が揺れる。]

そうね、そうよね、そうだわ。
宴ですもの、愉しまなければ。
だからもっと…

[薔薇色の唇を紅い舌がぬるりと舐める。]

…愛し合いましょう…

[顎を伝う透明な雫よりもねっとりと
 甘く優しく女の鼓膜に絡みつくように紡がれた。]
(*8)2006/06/20 02:55:05
酒場の看板娘 ローズマリー
──生かす?
殺す──?

[ユージーンの言葉を理解しようと何も映さない瞳で見つめ続け、随分時間が経ってから、]

分かったわ──。

(55)2006/06/20 02:58:36
墓守 ユージーン
と言っても、途中で俺を殺したいんなら、どうぞ。
楽しい殺し合いの幕開けなだけだからねぇ。

[やんわりと、笑った。]
(56)2006/06/20 03:01:28
酒場の看板娘 ローズマリー
[「・・・とってもいい。」と言うユージーンの言葉を惚けたように聞いており、マリーは不意に自分が相手の前で、裸体を晒している事に気付いた。青ざめた皮膚が桜色に染まる。]

[Oの字に開いた口元に手を当て、左手で鞄を掴むとマリーは水中に飛び込んだ。──深く、深く。]
(57)2006/06/20 03:03:55
墓守 ユージーンは、「あれま・・・」と、湖面を覗き込む。
2006/06/20 03:04:47
酒場の看板娘 ローズマリー
[──それは*唐突に*。]
(58)2006/06/20 03:05:28
墓守 ユージーン
・・・案外、初心なのかねぇ。

[刀を片手に、両の頬に拳をつけ、*湖面を覗き込んでいる。*]
(59)2006/06/20 03:10:52
お嬢様 ヘンリエッタ
…嗚呼…
ステラ、ステラ、ステラ。
愛しいわ、愛しいわ、愛しいのよ。

[――タン……
 ひらり
 ドレスのレースを翻し地を蹴り
 仕込み刀を引き抜きながら間合いを詰める。
 迎えるように放たれる銀糸に一閃
 月明かりに揺れてはらりと宵に紛れる。]

くすくすくすくす…

[間合いへ入り込み
 女の返す手が束を解きながら新たな銀糸を放つのに
 くるり
 日傘を回せば薔薇の花弁が舞い
 ひらり、ひらりと銀の糸を断つ。]
(*9)2006/06/20 03:20:30
お嬢様 ヘンリエッタ
[女の紡ぐ言葉に身を震わせながら仕込み刀を一閃。
 幽鬼の如くかわす女に更に踏む込むも漆黒の羽が迫る。
 反転させ薔薇を戻した日傘で受け止めるも
 反対の腕より放たれる織り込まれた銀糸の刃に
 ぬらりとメタリックな輝きを放つ肌。]

素敵ね、素敵よ、とっても素敵だわ。

[うっとりと囁く。
 二人を包むようにはらはら舞うは漆黒の羽根。
 引いた女を追いかけて返す刀で更に一閃。
 首の皮一枚を薄っすらと剥ぐ間に
 新たに両の手より放たれる銀糸に
 ぎちり
 華奢な肢体は絡め取られる。]
(*10)2006/06/20 03:41:40
お嬢様 ヘンリエッタ
[きりきりと締め上げられる肢体を無理矢理に動かし
 ぷつり、ぷつりと其処此処が裂ける。]

嗚呼っ!

[女が両の腕をたぐる度に新たに肌が裂ける。
 ぬらりと濡れた感触に傷口をなぞられ
 更に甘い甘い嬌声が薔薇色の唇から洩れる。
 とろり
 細い両足の間
 唾液より更に粘性の高い液体が
 銀糸を引きながら伝い落ちる。]

もっと、もっと、もっと。

[うわ言のように囁き
 女を見つめる瞳がひらりと紅く揺れた。]
(*11)2006/06/20 04:00:09
お嬢様 ヘンリエッタ
[漆黒の羽が迫り鴉に啄ばまれながら
 嬌声は絶え間なく溢れる。
 銀糸に肉体が切り離されるより先に硬化。
 食い込んだ銀糸を体内に取り込めば両端がはらはらと落ち
 弾き返した漆黒の羽と共に月明かりに煌く。]

…嗚呼…お返しも必要よね?

[ニタァと薔薇色の唇を吊り上げ
 嗤う。]

…お逝き…

[舞うように仕込み刀を一閃
 逆刃で鴉を叩きつけ地に落とす。
 くるり
 舞い閉じる日傘より薔薇の花弁が舞い
 女が鴉に意識をやったほんの一瞬
 広げられた漆黒の羽根の骨格部分に先端を突き刺し
 背後の壁へと縫い付ける。]
(*12)2006/06/20 04:26:56
お嬢様 ヘンリエッタ
駄目よ、駄目、駄目。
他のものを見るなんて。
私だけ見てくれなければ、厭よ、厭、厭。

[子供の駄々のように甘えた声に
 応えながら女の両の腕より放たれる銀糸を
 中空を舞う薔薇の花弁が切り裂く。
 両の腕へと仕込み刀を一閃。
 かわす片腕とぱっくりと内側を開き血を滲ませる片腕。
 飛び散る紅に広がる芳しい香りに
 薔薇色の唇から止め処なく透明な雫が零れる。]

私しか見えないようにしてあげる。

[傷のない腕が銀糸を紡ぎ傷付いた腕を縫い癒す。
 迫る片羽根に返す刀を刺し壁に縫い付け
 長い髪を纏める紅いリボンを引き抜き女の腕に絡め
――クシャ……
 其の腕を閉め潰す。
 長い睫毛が蠱惑的に震え首を傾げさらさらと落ちる髪が肩にかかり揺れる。]
(*13)2006/06/20 12:26:31
学生 メイ
[闇より昏い、闇の淵]

――――。

[”意識”が浮上]

――ここは?……ひぁあっ!?

[眩しい]
[不快感]
[不快感]
[不快感]

――いやだ!

[耐え切れず、闇に逃げ込んだ]
2006/06/20 12:29:21
学生 メイ
[闇の中で安堵の吐息]

――ここは。
わたし、は。

[嗚呼、と]

……さむい。
だれもいないの?
――さみしいよ。

ねぇ?
2006/06/20 12:32:55
学生 メイ

――――。
2006/06/20 12:33:26
学生 メイ
[やがて、アイを渇望するこころは奇妙に捩じ曲がり、姿は亡者のそれと成り果てて]

――う、ふ、ふ。

[地上が生者の世界なら、大地の下は死者のそれ]

――あそびましょう。

[闇より昏い死の闇で*亡者はわらう。*]
2006/06/20 12:34:59
お嬢様 ヘンリエッタ
[リボンを伝う温かな血が手を濡らす。]

…嗚呼…

[首筋に伸ばされる銀糸に縫われた腕を
 女よりも小さな手がエスコートするように迎え
 薔薇色の唇へと引き寄せ
 ぬらぬらと伝う紅をねっとりと舐めあげる。]

美味しいわ、美味しいわ、美味しいわね。
なんて素敵なのかしら。

[女の顔を見上げ潤んだ紅い瞳がひらりと煌く。
 掴んだ腕より放たれる織り込まれた銀糸の刃を
 硬化もせず全身に浴び
 閉め潰した腕に絡めたリボンを解かぬまま
 舐めあげた腕も一緒に拘束して閉めあげる。]
(*14)2006/06/20 12:43:56
お嬢様 ヘンリエッタ
[ひらりはらり
 紅を纏う儚い刃が舞う。]

嗚呼…嗚呼っ…

[幾筋もの紅い線が少しずつ太る中
 片手を女の頬に添え
 つ、と爪先立ちに其の口元へ薔薇色の唇を寄せる。
 迎え入れられ粘液を絡め犯すように口内を貪り
 混ざり合った唾液は口の端から血と混じり顎を伝う。
 女が舌を噛み千切ろうとするのに硬化して
 カチリ
 歯の当たる感触を感じながら引き抜く。
 一瞬、二人の間を銀の架け橋が伝い
 ぷつん
 途切れる。]
(*15)2006/06/20 13:03:49
お嬢様 ヘンリエッタ
そうね、そうだわ、そうよ。
…愛しいの…

[薔薇色の唇より紡がれる妖婦の言霊。
 添えた手で愛しいむようそっと女の頬を撫でる。
 壁に縫い止められたまま蹴り上げてくるのに
 ふわりと地を蹴り残る片方のリボンを引き抜く。]

くすくすくす…

[更に逆の足が迫るのに膝元にリボンを絡め
――グシャリ……
 締め潰す。
 と、と軽く地に降り立ち身を低くして
 絡め取った足を其の侭に無理矢理反対の足も絡め取り顔をあげる。]

…嗚呼…
綺麗ね、綺麗だわ、とても綺麗よ。

[うっとりと囁いた。]
(*16)2006/06/20 13:23:46
お嬢様 ヘンリエッタ
沢山…愛してあげる…

[ニタリと口元を歪め
 力任せに衣服を引き裂く。
 露わになる肢体に熱ぽい視線を這わせ
 視線を追うように細い指がなぞる。
 指先に伝わる柔らかな温かい感触
 己の刻んだ傷痕を腹に見つけ顔を寄せる。]

まだ残っていたのね。
嬉しい、嬉しい、嬉しいわ。

[呼吸の度に傷口が微かに蠢くのを間近で眺め
 塞がりかけた傷が開くように舌を割りいれながら
 ゆっくりゆっくり溢れる血を啜りながら舐める。]
(*17)2006/06/20 13:37:19
流れ者 ギルバート
─西部、街─

[一昨日までは活況を呈していた街も、連日の殺戮でさすがに人影も大分まばらになってきている。
まだいくつかの店が開いているのが奇跡のようなものだ。
そこここに死体が散乱し、腐敗臭は既に常人には耐え難くなってきている筈だが、生き残った猛者達はそんなことには動じないらしい。]
(60)2006/06/20 13:54:11
お嬢様 ヘンリエッタ
ステラはとても美味しいわね。

[爛爛と欲望を滲ませ潤んだ瞳が上目遣いに女を見上げ
 傷口から離した薔薇色の唇を其れより紅い血に染めたまま釣り上げる。]

ええ。とても、とても、とても。
素敵ね、美味しいわ、愛しいわ。

[細い十本の指が女の肢体の上を蠢き
 宝物に触れるように繊細に撫ぜ傷口に到達して止まる。
――ズブリ……
 躊躇いなく傷口から内側に手を入れ
 温かく痙攣を繰り返すのにぞわりと肌をあわ立てる。
 掻き混ぜながら肝を掴みぶちぶちと引き抜き
 上を向いて口を開き滴る血を受け止める。]

…嗚呼…

[ねっとりと肝を舐め口に含み恍惚の表情を浮かべ其れを食む。
 味わって味わって口いっぱいに広がる。]
(*18)2006/06/20 14:13:21
お嬢様 ヘンリエッタ
[ゆっくりと租借して飲み込む。
 小首を傾げ血塗れの指でそっと女の頬を撫で
 大きな瞳を微かに細める。]

…ねえ…
痛い?苦しい?怖い?

大丈夫よ。
最後には天国に逝かせてあげるから。
でもまだ駄目よ、駄目、駄目。
もっといっぱい愛してあげる。

[女の口の端から零れる血を舐め取り
 背伸びしながら其の顔を引き寄せ
 顎から頬へと舌を這わせ眼球を舐めあげ
 瞼に唇を落とす。]

瞳は最後。
…もっと…私を見て?
(*19)2006/06/20 14:22:11
流れ者 ギルバート
[とは言え、そんな放置された屍骸を喰らうモノもいるのか、折り重なった屍の上をもぞもぞと、灰色がかった肉色の不定形の妖物が蠢いている。
どうやら死体を消化吸収しているようで、死体に覆い被さった肉色の小山は、しばらく後には少々大きさを増して、もったりとした速度で次の死体へと移動して行く。
後には、悪臭を放つ濁った灰色の粘液の軌跡が残るのみである。

と、突如肉色の妖物が圧し掛かった死体ごと火焔に包まれる。
街を歩いていた何者かが戯れに放ったのだろうか。
それは轟々と燃え盛りながら、狂ったようにのたうつ。体から分泌する粘液が多少火勢を弱めたが、それでも火は消えず、辺りに肉の焦げる臭気が充満する。]
(61)2006/06/20 14:38:11
お嬢様 ヘンリエッタ
くすくすくす…

[頭を解放する。
 ゆらりと顔をあげ女が、笑む。
 ぞくり
 情欲が背筋を這い上がる。]

…嗚呼…
そうね、そうね、そうよね。
沢山、愛し合いましょう。

[女の柔らかな乳房にしゃぶりつき
 もう一方の乳房を揉みしだき
 引き千切るように握り潰す。
 小さな手の中の肉を咀嚼して溢れ零れる血を啜れば
 すぐ傍で心臓の鼓動に合わせ肋骨の浮いた胸が脈打つ。]
(*20)2006/06/20 14:43:14
お嬢様 ヘンリエッタ
[とくとくと脈打つ其れに手を伸ばしかけ
 躊躇いそっと露わになった肉を撫でる。]

そんな風に誘われたら我慢できなくなりそうよ。

[薔薇色の唇を耳元に寄せ
 甘く甘く娼婦の声音が囁く。
 ドレスのレースに包まれた細い足は溢れる粘液に濡れそぼり
 微かな月明かりにてらてらと光る。]

…嗚呼…

[女の長い黝の髪をかきあげて
 首筋からゆっくりと舐めあげ耳朶を噛み千切る。
 ぷつりと切れる肉の感触に身を震わせ
 血の混じる赤いよだれが顎を伝う。]
(*21)2006/06/20 15:01:37
流れ者 ギルバート
[同じ頃、その少し離れた、街の一角では。

あられもない嬌声と激しい息遣い。
肉を肉に打ちつける音。濁った水音。
かすれて低い、男の嗤い含んだ声。
ややあって、一際高い女の悲鳴が長く続き。
張り詰めていた気配が一気に昇華し。
熱気の立ち込めた部屋の中が、物憂く気怠い雰囲気へと変わっていく。

男は弛緩した女の体から離れると、片膝を立てて座り、汗に濡れた髪をかき上げた。
唇の片側を歪める嗤い。]


結構良かったっしょ?
俺はこういう約束はきっちり守る方なのよ。
(62)2006/06/20 15:08:57
お嬢様 ヘンリエッタ
[徐々に女の口数が減るのに
 小首を傾げ大きな揺れる瞳が顔を覗く。]

もう喋れない?

[応える声、笑む女。
 ニタァと口元を歪める。]

…嗚呼…
ステラ、ステラ、ステラ。

[細められた瞳がひらりと紅く煌く。
 愛しい女の肌を、肉を、筋を、全てを
 引き裂き、食い千切り、飲み込んでいく。]

愛しい、愛しいわ、愛しいのよ…

[うわ言のように繰り返しながら
 女を食む。]
(*22)2006/06/20 15:20:30
お嬢様 ヘンリエッタ
[ヒューヒューと血塗れぐったりとした女の口から息が洩れ
 項垂れた女の頬に三度手を添える。
 女は少女を見つめ、柔らかく笑む。
 聖母の慈愛と妖婦の魔性の交じり合う笑みで応え
 其の額に薔薇色の唇を落とし甘く優しく囁く。]

…逝きなさい…

[――ズプリ……
 剥き出しになった肋骨の隙間から華奢な手を差し込み
 弱々しく脈打つ心臓を鷲掴む。
 こぷり
 女の口より溢れる紅く甘い血を口で受け止め
 開いた口に紅い舌をねじ込みゆっくりと味わう。]

…愛してるわ…

[跳ねる身体を抱き締めながら
 ゆっくりと引き抜いた。]
(*23)2006/06/20 15:31:53
お嬢様 ヘンリエッタ
[ゆっくりと唇を放し
 最後に掠めるように口付けを一つ。
 未だ微かに手の中で踊る温かい心臓にも
 同じように唇を落としぬらりと舐める。]

…嗚呼…

[味わうように其れを食べ終われば
 見開かれたままの女の光を失った瞳に舌を這わせる。
 舌を伸ばし眼球を抉り出し
――クチャリ……
 食む。
 両目共食べ終わりゆっくりと唇を舐めあげる。]

素敵ね、素敵よ、素敵だったわ。

[黝の髪を優しく撫でうっとりと恍惚の表情で*甘く囁いた*]
(*24)2006/06/20 15:40:02
流れ者 ギルバート
[既に、一昨日の街での出来事を女から、時間を掛けて詳細に聞き出していた。
あの男が甲冑の一団と如何に戦ったか。どの方角に向かったか。
その光景をくっきりと思い描けるほど正確に。
数時間に渡る「尋問」は、持てる技巧の限りを尽くしたものとなったが、その結果はそれなりに満足出来るものだった。
膚の張りはいささか衰えが見られるものの、脂の乗った肢体を丹念に細心の注意を払って責めて行くうちに、亡くなった旦那のとの性生活やら成人した息子と娘が居ることまで知ってしまったのはまあご愛嬌と言うべきか。
一通り聞き出した後、確認の為に更に二度ほど試してみたが、情報に変化はなく作為もなさそうだった。その後の数回は、十分な情報をくれた謂わば「お礼」である。]

さてねえ。
遊んでたせいで丸一日差が付いちゃったけど。
追いつけっかねえ・・・。

[呟き、辺りを探り、煙草とライターを掴み取る。
残り1本しかないそれを抜き取り口に銜え、火を点けた。]
(63)2006/06/20 15:45:07
流れ者 ギルバートは、紫煙を細く吐き出しながら*考え込んだ。*
2006/06/20 15:53:20
美術商 ヒューバート
―地下坑道・西部→中央部―
[乙女との一夜限りの契りを交わし、上機嫌で
 地下坑道を闊歩する。男の欲求は、一回満ちれば
 それで十分ということはない。次を探す]

〜♪

[しばらく歩くと、目の前に地底湖が広がるエリアに出た]
(64)2006/06/20 16:31:08
墓守 ユージーン
[なかなか湖からあがってこないマリーに待ちくたびれ]
[だるそうに首をぐるりと回した。]
[と、]
[先程自分が地面に突き立てた刃引の刀を見て引き抜く。]
[刃をつけてない為に斬る事は困難そうだ。]
[刃引というよりは、厚みのある刀の形をしているものだと言った方が早いかもしれない。恐らく、振るったとしても、「斬れはしない」だろう。その分粘りと強度はありそうだが、違う使い方をしなければなるまい。]

まぁ、これでいいか。

[二振りの刀を腰に下げると、荷袋を拾おうとし・・・]
(65)2006/06/20 16:34:50
墓守 ユージーンは、鼻歌に、へらっと笑み浮かべ、そちらを見る。
2006/06/20 16:36:59
美術商 ヒューバート
[女性を探し歩いていたら、見つけたのは・・・]

・・・チッ、男か。つまらないですね。

[先ほどまでの上機嫌が、少し陰る。
 男の存在など、目に入らないかのようである]
(66)2006/06/20 16:38:33
酒場の看板娘 ローズマリー
─地底湖→西南部(資材置き場)─

[地底湖から西南部に向かって流れる冷たい水脈を、マリーは熱くなった体を冷やそうとするかのように泳ぎ続けた。だが、一度何かを自覚した体は内側から光るように肌を淡く輝かせ、泳ぎ続けることで疼くような快感が徐々に増して来る。
唯一ずっと肌を覆い続けているのが、ラバーと同質の素材と金属で出来た貞操帯だけだと言うのもいけないようだった。──下腹部が甘く重い。]

──あぁ。
坊や、どうしましょう。
これではまるで、私は、私は、私は。

[資材置き場が近付くにつれ需要から人が増えても良いだろうに、時折木材が流れてくるだけで、水脈は静まり返っている。
期待した訳では無いが、後ろから誰かが追って来る気配も無い。マリーは恍惚とした思いに沈みながらも、深く潜り、資材置き場の元船着き場付近で一気に浮上した。]
(67)2006/06/20 16:44:25
酒場の看板娘 ローズマリー
─西南部(資材置き場)─
[細く黒い雨、しゃらしゃらと言う音。
──マリーの上に細く硬質な網が降り注ぐ。
資材置き場付近を全て覆うほどの大きさの捕獲用の網が。

身体が浮いたと思った瞬間、既に陸地に放り出されてる。
体を包む滑らかな水の変わりに、硬質な金属が肌に食い込み赤い傷を幾つも付ける。マリーには、寧ろこちらが馴染んだ痛み。だが、痛みが体の熱さを通常に戻してくれる事はなく。]

[マリーの20M程先に捕鯨用の銛を片手に持った男が影のように立っている。通常の視覚を持ったものが、天井からさげられた消えそうなカンテラの灯りに目を凝らせば、資材置き場の壁一面に、串刺しにされた何十体もの死体がぶら下がって居るのが見えただろう。ツンと鼻を刺す腐臭。]

「……女なら銛じゃなくて包丁だな。
男は吊す。女は捌いて生のまま喰う。」

[銛を大きな出刃包丁に持ち替えた男が打ち上げられたマリーに近付いて来る。漁師の話を聞いているのか居ないのか、マリーは男の服を*奪う事を考えている*。]
(68)2006/06/20 16:44:58
墓守 ユージーン
おやまぁ。こんな所を歩くとは。

[へらへら。]
[スラっと二振りの刀を抜く。]

そっちはどうだろ。
つまらない?弱い男じゃないだろな。
さぁさぁ殺るかい?
殺り合うかい?

[目の前の男がヒューバートとは思いもせずに、誘う。]
(69)2006/06/20 16:45:15
墓守 ユージーンは、刃引の刀を再び地面に突き刺す。
2006/06/20 16:48:11
美術商 ヒューバート
[好戦的な男の表情に、肩を竦めながら微笑む]

あぁ・・・そういうことなら、他を当たってくださいな。
私は、”ノンケ”なんですよ。
それに、先ほどの”悦び”を殿方なんかで汚したくないですし・・・。

[紳士の笑みを向けながら、立ち去ろうとしたがる]
(70)2006/06/20 16:48:23
墓守 ユージーン
はぁ。
俺も男色の気はないがねぇ。

[へらりと値踏み。右足を地面に打ちつけ二度鳴らす。]
(71)2006/06/20 16:51:17
美術商 ヒューバート
[話がわかる相手だと思い、説明して
 この場から離れようとする]

なら、話は早いですね。
私は、貴方のような殿方ではなく、麗しい婦人と”したい”のですよ。
先ほども、可愛らしい【少女と契ってきたばかりでね】。

[紳士は気付いていない。男の興味をそそる一言を喋ったことに]
(72)2006/06/20 16:54:33
墓守 ユージーン
あぁそうだ。
聞いた事はあるっけねぇ?
ヒューバートとかいう輩。

そいつは強い奴だと聞く。
そいつを知ってるかねぇ?

まぁ知ってないなら、それでよし。
知らなきゃ知らぬで、殺し合い。



────少女と契ったぁ?
(73)2006/06/20 16:58:35
墓守 ユージーン
そいつは、殺したって事で?

[へらりとした笑みがなりを潜めてゆく。]
(2006/06/20 17:00:28、墓守 ユージーンにより削除)
墓守 ユージーン
まさかとは思うが、そいつは、殺したりしたかねぇ?
契った後で。

[へらりとした笑みがなりを潜めてゆく。]
(74)2006/06/20 17:01:28
美術商 ヒューバート
[男の表情が一変するのを不思議そうに]

えぇ・・・契らせていただきました。
少女の柔肌は甘美で・・・ふふふふふふ。
私の唯一の楽しみですよ。
ところで・・・

[紳士の方も表情をやや強張らせる]

「ヒューバート」とか聞こえましたが、
私、名乗りましたかな?殿方に名乗る名前はないのですが。
(2006/06/20 17:01:58、美術商 ヒューバートにより削除)
美術商 ヒューバート
[男の表情が一変するのを不思議そうに]

えぇ・・・恐らくは契りの最中にはもう・・・。
少女の柔肌は甘美で・・・ふふふふふふ。
私の唯一の楽しみですよ。
ところで・・・

[紳士の方も表情をやや強張らせる]

「ヒューバート」とか聞こえましたが、
私、名乗りましたかな?殿方に名乗る名前はないのですが。
(75)2006/06/20 17:02:38
美術商 ヒューバートは、この先の出来事を予想し、指金具を整える。
2006/06/20 17:03:15
美術商 ヒューバート
[うんざりしたような「声」を漏らす]

やれやれ・・・どうやら面倒になりそうですね。
(*25)2006/06/20 17:09:14
墓守 ユージーン
はぁ。

そうですかい。
(76)2006/06/20 17:13:41
墓守 ユージーンは、刃引の刀を引き抜いた。そのまま大股で悪鬼へと歩いていく。
2006/06/20 17:14:13
墓守 ユージーン
へぇ。ヒューバート。
少女殺しのヒューバート。
いいねぇ、いいねぇ。
悪鬼だろ?
虫けらみたいに幾多もの。殺人鬼達殺れるのか?

つまらない男なんかじゃないようだ。

[眸を爛々と輝かせて。]
[歓喜。]
(77)2006/06/20 17:15:19
墓守 ユージーン
へぇ。ヒューバート。
少女殺しのヒューバート。
いいねぇ、いいねぇ。
悪鬼とか?
虫けらみたいに幾多もの。殺人鬼達殺れるのか?

つまらない男なんかじゃないようだ。

[眸を爛々と輝かせて。]
[歓喜。]
2006/06/20 17:15:55
美術商 ヒューバート
[男が表情を変え、自分に向かって歩み寄ってくる。
 予感は的中・・・ひどく面倒なことになるようだ]

やれやれ・・・私をご所望でしたか・・・では特別に。

[面倒くさそうな表情で、両脚をポンポンと鳴らす]

まぁ、それでは私と遊ぶには”遅すぎますが”

[残像が掻き消えるように、紳士の姿が消える。
 刹那の間に、紳士は中空にいた]
(78)2006/06/20 17:19:02
墓守 ユージーン
ハハ!

来いよ。来てくれ。
さぁ、遊ぼうじゃないか!!!

[相手へと正中線を見せないように構え。]
[左の刀を上に。右の刀を下へと。]

[相手の実力を試すかのように、]
[右の刀が「振るわれたかに見えた」]
[「刃風のみ」が、ピシリとヒューバートへと疾る。]
(79)2006/06/20 17:24:47
美術商 ヒューバート
[拍子もなく、男の背後に着地している。
 少し余裕を示すように、男に話しかける]

あぁ・・・飛び道具はですねぇ・・・私相手にはキツイですよ。
的がちょっと迅過ぎると思いますね。では失礼。

[迅過ぎて予備動作が短い。
 拳を振りかぶり、男の右肩に向けて放った]
(80)2006/06/20 17:32:05
墓守 ユージーン
喋りすぎだよ。

[意識に上る前に動いている。]
[左の刃引の刀を後ろも見ずに振るい、刀身が拳を防御する。]
[右の刀が切っ先からヒューバートの腹へと振るわれる。]
(81)2006/06/20 17:40:44
美術商 ヒューバート
[瞬時に身を翻して、刃を避ける。
 が、少々掠ったらしく、血が滲んでくる]

おやおや・・・なるほど、私が苦手なタイプのようです。
お嬢さんにやられた箇所も止まったというのに・・・。

[笑みは消え、殺気が漲る。紳士から悪鬼へ]

じゃあ、次は本気で。

[地面を蹴って超高速で男に向かう。
 そして、払うつもりで男の足元に一閃]
(82)2006/06/20 17:47:00
墓守 ユージーン

───いいなぁ。
(83)2006/06/20 17:54:19
墓守 ユージーン
[悪鬼へと変貌した瞬間、心から楽しそうな笑みを浮かべた。]
[怒涛のような勢いで迫る悪鬼の一撃を、]
[後方に避けるでもなく、むしろ前方へと疾り、]
[左の刀を重く真横から振るい、重ねて、脳天を叩き斬るかのように右の刀を振るおうとした。]
(84)2006/06/20 17:54:33
美術商 ヒューバート
[低空からの蹴りが空振った刹那、地に近い足で
 地を蹴り、真横からの刀を避ける。
 右の刀が振り下ろされるより先に悪鬼の体は
 男の眼前の中空に舞っていた。
 さらに、悪鬼の右拳が男の頭部へ向かう]
(85)2006/06/20 18:00:11
墓守 ユージーン
った!

[ズザァァ]
[足元の土が鳴る。]
[右の刀を方向転換させる事も叶わず、だが咄嗟に足が動いたお陰で頭部への完全なる直撃は免れたものの、その体は後方へと滑った。──「速い」──感覚で動いているものの、何処まで通じるのだろうか。だが、]

あぁ・・・・。
いいなぁ、いいなぁ。

[口の中が切れて血が滲む。頬はザックリと抉られており、頬骨に皹が入っているようだ。「それでも、楽しい。」]
(86)2006/06/20 18:10:52
美術商 ヒューバート
[男が後方へ滑り、悪鬼は着地する。
 着地と、悪鬼が男へ飛び掛るのとは同時だった。
 一瞬たりとも運動を休まぬように、男に余裕を与えない]
(87)2006/06/20 18:20:16
墓守 ユージーン
[悪鬼が「消えた」と思った瞬間、]
[左の刀で拳を受ける。]
[重い。]
[その常人の筋力を超えて連打される拳を、時には、右の刀の柄でも受け止め、流していく。そのうちの何割かは確実に身を抉り、血の飛沫を湿気の帯びた空間へと撒いている。]

[喉が楽しげに鳴る。]
(88)2006/06/20 18:27:35
美術商 ヒューバート
[まさに暴風雨。天災が、男の身を直撃している。
 さすがに、悪鬼が本気を出すまでの男。
 受け流しはされているものの、
 確実に、身には雨だれが当たっている。
 血液の霧雨が舞う。その雨脚は、確実に迅くなっていく]
(89)2006/06/20 18:35:40
墓守 ユージーン
[拳を防御した柄が自身の血で滑り、ユージーンの胸元にヒューバートの拳が抉り込んだ。簡単に吹っ飛んで、二、三度バウンド。そのまま転がる。だが・・・・]

あぁ、本当にいい。

[────血に濡れてゆらりと*不気味に立ち上がった。*]
(90)2006/06/20 18:48:30
美術商 ヒューバートは、墓守 ユージーンへ向けて*飛び掛る体勢だ*
2006/06/20 19:06:04
お嬢様 ヘンリエッタ
[女の両手両足を拘束していたリボンを解き
 くるりと柔らかな長い髪を結わき直す。
 だらりと垂れた女の手を取り薔薇色の唇を寄せる。
 グラグラと腕から落ちかける
 繊細な銀糸を紡ぎだしていた其れを、食み
 べきりと折った漆黒の羽を食み
 体内へと取り込んでゆく。]

ずっと一緒よ…

[愛しむように甘く優しく囁く。
 仕込み刀と日傘を抜き仕舞う。
――とさり……
 軽い音を立てて其の場に女の亡骸は崩れ落ちる。
 そっと抱き止めて地面に座り込み
 女の頭を膝に乗せ落ち窪んだ光を宿さない瞳の跡を見つめ
 ニタァと口元を歪めた。]
(*26)2006/06/20 19:07:10
お嬢様 ヘンリエッタ
[暫くそうして女の頭を撫でていたが
 ゆるりと立ち上がる。]

もっと…もっと…もっと…

[乾いた砂漠を彷徨う旅人が水を求めるように
 純粋で真摯な衝動に打ち震える。]

…温かい血を…

[吐息交じりに呟く。
 くるり日傘を弄び
 其の向こう暮れかけた空を仰ぎ
 長い睫毛が揺れた。]
(*27)2006/06/20 19:07:41
お嬢様 ヘンリエッタ
―北部・高層建築物・屋上―

[ステップを踏むように軽やかに
 ドレスの裾を翻し草の生い茂った屋上を歩く。]

くすくすくす…

[端まで辿り着き足を止めればぱらぱらと小石が地上へと降り注ぐ。
 島全体を覆い始めた腐敗臭は風に煽られ
 上空、崩れかけたビルの屋上にも届く。
 夜の帳がおり
 濁りくすんだ大気の向こう東の方で
 ちらちらと明かりが灯るのを眺めてから
 ぐるりと島を見渡し獲物を探して聴覚を強化する。]

ご馳走は何処かしら?

[ニタリと口元を歪める。
 ふわり
 飛ぶ。]
(91)2006/06/20 19:08:25
お嬢様 ヘンリエッタ
[日傘を差したまま軽やかに地に降り立ち
 西へ向かいふわりふわりと歩き出す。]

くすくすくす…

[前触れなく放たれる矢。
――ヒュン!ヒュン!
 きらりひらり
 硬化の解けた腹部に二本目の矢が刺さる。]

…嗚呼っ…

[嬌声を合図にしたかのように
 矢の雨が少女の華奢な体躯に刺さっていく。
 前面から見るとヤマアラシのようになったまま
 ニタリと口元を歪めれば
 顔に刺さった矢のせいで更に皮膚が裂け矢が揺れる。]
(92)2006/06/20 19:24:26
お嬢様 ヘンリエッタ
[白い肌をメタリックな輝きがてろりと走る。
 皮膚に埋もれてなかった中ほどから矢尻部分が
 ばらばらと地に落ちる。]

駄目よ、駄目、駄目。
お行儀の悪い子はお仕置きよ?

[矢の飛んで来た方を向いて小首を傾げる。
 風の如く向かってくる其れは
 丁度少女と同じくらいの童子。]

仕方ないわね…遊んであげる…

[言い終わるより早く童子の身の丈より長い棒が振り下ろされる。
 ふわり
 後方に飛んで避けると地面は抉られ
 くるくると日傘を回し目を細める。
 ひらり
 大きな瞳が紅く煌いた。]
(93)2006/06/20 19:41:10
お嬢様 ヘンリエッタ
[更に振り回される棒の間合いから飛び退きながら
 仕込み刀を抜き日傘を閉じ仕舞って
――カチリ……
 柄同士をはめ合わせる。
 柄と日傘の真ん中辺りを両手で握り
 すぅ
 構える。]

身勝手で、我が侭で、乱暴で。
本当に子供って厭ね…

[ふるわれる棒をいなす。
 童子の肉体の何処にそんな力があるのか重い。
 力の流れを逸らしひらりひらりと舞うように
 獲物の長さの違いが大きく
 間合いに飛び込もうとすると
 見越したように棒が振り下ろされる。]
(94)2006/06/20 20:07:31
お嬢様 ヘンリエッタ
[振り下ろされる棒をいなし
 筋力強化して間合いを詰める。
 瞬間
――カコ……
 音と共に棒が折れ軌道を変えるのに
 振り下ろそうとしていた刀の軌道を変える。
――カコ……
 更に折れる棒にわき腹を強かに叩かれながら
 慌てて飛び退く。
 追い縋り三節棍の一端を更に振り下ろしてくるのに
 仕込み刀を一閃して弾く。]
(95)2006/06/20 20:41:56
流れ者 ギルバートは、墓守 ユージーンに話の続きを促した。
2006/06/20 21:08:38
お嬢様 ヘンリエッタ
[弾いたのと逆の棒が振り下ろされ
 硬化して受けるも振りぬかれ地を滑る。
 ぬるり
 薔薇色の唇を紅いしたが舐めあげる。]

面白い、面白いわ、面白いわね。

[ニタァと口元を歪め童子を見つめる。
 風より速く向かってくるのに刀を握りなおす。]

…でも…

[振り下ろされる三節棍の下をくぐり
 足元を薙ぎ払われるのに地を蹴り
 踏み込みながらふるう刀は同時に三閃。
 一閃を三節棍が受け
 一閃を身を捩りかわす
 一閃が童子の肉を裂く。]
(96)2006/06/20 21:14:01
修道女 ステラ
[闇。

艶やかで黝い髪は鎔けるように広がる。
ばさり、羽ばたく音。]
2006/06/20 21:15:49
修道女 ステラ
……。


[漆黒の虹彩に金色の光。
猫のような眼がきょろり、と。]


……何処かしら。
何処かしらね。

ああ。
そう。

[ぎゃあ、と鴉がひとこえ啼く。]

冥府(よみのふ)ね。
冥府だわ。
懐かしいわ。
懐かしいわね。
2006/06/20 21:18:31
修道女 ステラ
此処へ来て、
此処へ帰るのよ。
帰るのだわ。

ああ、そう。

獣の者は此処には居ないのね。
居ないのだわ。
そう。
死してなお叫ぶといいわ。
叫ぶといいのよ。
私に声を聞かせて頂戴。

[ぬるりと満ちた血をひと舐めして、嗤う。]
2006/06/20 21:22:27
お嬢様 ヘンリエッタ
子供は厭よ、厭、厭。

[脇を抜け振り返る。
 童子の腹からぼとぼとと内臓が零れる。
――クチャリ、クチャリ
 童子の足元に溜まる内臓が蠢く。
 血溜りに倒れこむ童子を内蔵が包み喰らう。]

まあ…本体はお前なの…
醜いわね、醜いわ、醜いわよ。

[眉根を寄せ呟く。
 一瞬で骨と化す童子。
 腐肉の固まりのような物体がうぞうぞと蠢き
 身体を広げて飲み込もうと少女へ飛び掛る。
 ふわり
 避ける先に滑るように肉体をのばす。
 刀を一閃。
 切れた部分が蠢き本体へと吸収される。]
(97)2006/06/20 21:29:38
学生 メイ
――う、ふ、ふ。

[闇より昏い闇の紅]

――さいごは、しぬの。
――もがいて、さけんで、くるしんで。
――ねぇ、シアワセでしょう?
――しね、しねばいい。

[意味のない呪詛を繰り返し]

――だあれ?

[ぎゃあ――鴉の声]
2006/06/20 21:37:13
墓守 ユージーン
─地底湖、西部─

あぁ。速さは申し分ねぇ。
とても痛い痛い。抉られた部分が酷く痛ぇや。

[右胸に先程抉られた傷が見える。]
[それ以外に、致命的な一撃は当たっていないものの、全身の肉はそこかしこが抉れ、血が滴る。]

やるなぁ。

[それは賞賛の言葉。]
[浮かぶ笑みは強い相手に出会えた事への純粋な喜び。]

クク・・・・

[悪鬼が構えたのを見て、両の刀を十文字に今度は構えた。]
(98)2006/06/20 21:41:32
修道女 ステラ
[最早完全に金色となった眼を細める。]

あら。

誰か居るのね。
居るのだわ。
こんな暗い所に。
深い闇に。

[ばさばさ、女の肩には鴉。
気配へ数歩歩み寄る]

誰?
誰かしら。
私はステラ。
ステラよ。

[闇の中でもよく見える。
鮮やかな翠の髪をした少女へ、笑んだ]
2006/06/20 21:44:41
流れ者 ギルバートは、ガバッと身を起こし、ダガーを続けざまに二閃、三閃。
2006/06/20 21:46:24
流れ者 ギルバート
─西部、街─

[空中に数条の閃光が走る。
が。                  ]

!!

[何も無いはずの左側後ろの空間が、突如として小さい爆炎を生み出し、左肩を灼く。
のみならず。
火傷の痛みに顔を顰めたギルバートが、ダガーを振るったそのままの不自然な姿勢で固まっているのは何の故にか。
ややあって。
調理場と兼用の塒の入り口から現れたのは、黒尽くめの痩せ男。間髪入れず発動した侵入者除けのトラップを、瞬時に燃やし尽くして戸口に佇む。
その、奇妙に捩じくれた口元が更に引き攣る。嘲笑のつもりらしい。]
(99)2006/06/20 21:48:40
美術商 ヒューバート
[両脚をポンポンと鳴らすと、馬鹿の一つ覚えみたいに、
 男に向かってひらりと飛び掛る。
 だが、この場合は”馬鹿”の所業ではない]
(100)2006/06/20 21:49:44
学生 メイ
[闇の向こうから声]
[白痴のように首をかしげ]

──すてら?
──わたしは、わたしは……

[亡者は名を失い]

──だぁれもいなかったの。
──ひとりはさみしい。
──みんなみんなしねばいい。

[三日月の笑み]
2006/06/20 21:50:05
墓守 ユージーンは、笑みを浮かべている。──「待ち」の構えだ。
2006/06/20 21:52:32
美術商 ヒューバートは、構えられた十字の中心に向かって拳を投げかける。
2006/06/20 21:54:44
修道女 ステラ
[小首を傾げて]

貴方は?
貴方は?
名前は無いのかしら。

[眼を細めた]

そうね。
死ねば綺麗だわ。
綺麗よ。
真っ赤だもの。
素敵ね。
素敵だわ。

[微笑んで見せる。]

此処なら何回も死ねるわよ。
何回も。
何回も。
2006/06/20 21:55:56
学生 メイ
[ステラの言葉に嬉しそうに笑み]

──あかい、おはな。
──すてき、すてき。
──う、ふ、ふ。

──しねる?
──きもちいい?

[いつの間にか手には朽ちた刃物]
2006/06/20 21:59:51
酒場の看板娘 ローズマリー
─西南部(資材置き場)─

[シャワーを浴びた後、リボンをさらしのように巻いた上に男物の上着をワンピースのように被り、出刃包丁を持ってマリーは佇んでいる。近くには網目の形に刻まれ銛で壁に縫い止められたボロ布のような持ち主の死体。
指先で刃先の感触を確かめながら、]

──立派な出刃だわねえ。
どこかでお台所が借りられれば、久しぶりにお料理でもしたいのだけど。

坊やもお腹が空いたでしょう。
お乳は張るけど、ミルクはそろそろ止めにしようと言ったものねえ。授乳はしやすいけども、この恰好では、はしたなくてご主人様の前には出られないわねえ。

[シャワーを浴びてもまだ体は熱を帯びており。うっとりと首を傾け、少しユージーンの顔を思い出しながら包丁を握る指を一本ずつ開く。漁師小屋に有った清潔な布で包丁を包み、鞄にしまい込んで。]
(101)2006/06/20 22:02:07
学生 メイ
[ざわり]
[闇がざわめく]

────。

[闇の奥から、無数の気配]
[敗者の末路]

──う、ふ、ふ。

[三日月の笑み]

──あなたは、だあれ?
──ねぇ。あそびましょう。

[ふうわりと、浮かぶ]
2006/06/20 22:03:13
酒場の看板娘 ローズマリー
[包丁の仕舞われた鞄からは微かなノイズ音。
──子どもの熱を測るように、そっと額を付けてマリーは鞄を覗き込む。
少女のような表情で、]

ねえ、坊や。
私、さっきのあの人の所へ戻っては駄目かしら?
やっぱり、会いたいの。
何がしたいというわけでもないのだけれど。

[マリーは元来た道を今度は陸路を通って、軽やかな足取りで*かけ戻って行った*。]
(102)2006/06/20 22:03:14
墓守 ユージーン
[トン]
[傍目には、軽く見えた。]
[ヒューバートの肩を刃引の刀で突く。]
[ヒューバートの「速さ」「拳」を先程の嵐のような猛攻で理解し、相手の突進力を逆に利用する。]
[それは絶妙の瞬間に突き出されたように見えた。]

[右の刀は、上…下…から残像を残し、ヒューバートの手首、肘、肩、そして喉元へと一挙に襲いかかる。]
(103)2006/06/20 22:06:31
流れ者 ギルバート
[空中に散布された火種はギルバートの周囲に配置され、僅かでも触れればそれら全てが連鎖し業火となって身を包む。
その大半を叩き切ったが、それでもまだ死角に残る火種が数個。
その火種に触れぬ為に、彼は不自然な姿勢を強いられているのだった。

痩せ男は勝利を確信し、今度こそ必殺の火種を飛ばす。
例えそれを回避したとしても、動けば張り巡らされた爆炎の罠に嵌る。
それをも超えても、痩せ男が自らを守る為に撒き散らす火種の攻防一体の陣を抜けることは不可能と。

高い再生力を持ってしても決して逃れられぬ、爆炎の獄──それは獣を捕らえる必殺の罠。]
(104)2006/06/20 22:09:06
お嬢様 ヘンリエッタ
[地を蹴り其れに飛び込むと
 少女を飲み込もうと其れは身体を広げる。
 視覚強化で其れを視てコアを探し
 くるりと繋がった刀を回転させ持ち手となっていた
 日傘の先端を一点へと突き刺す。
 どろり
 コアを失った其れが崩れながら少女を包む。]
(105)2006/06/20 22:11:46
美術商 ヒューバート
[肩に深く傷を負う。他の箇所にも刀が向かってきたが、
 それは掠りつつも後方に飛び去ってかわす]

ぬっ・・・こうなったら・・・。

[こめかみに指を突き立てる。悪鬼の精神が活性化する]
(106)2006/06/20 22:16:23
墓守 ユージーン
ひゅぅ・・・・

[口元から息を吐き出し、低い位置から上へ掃うように喉を襲う]
(107)2006/06/20 22:22:53
お嬢様 ヘンリエッタ
[コアを失い既に腐肉と化すも
 其れは降り注ぐ強酸となり
――ジュワ……
 少女の足元に腐肉の残骸が溜まる。
 どろどろと溶けた皮膚、髪、ドレス、日傘
 仕込み刀の刃だけが月明かりを妖しく反射する。]

醜い、醜いわ、醜いわよ。

[呟きながら硬化する。
 てらりと月光を反射すれば
 溶かされた全てが元のカタチを復元した。]

コレだから人外は…

[冷たい声が響く。]
(108)2006/06/20 22:25:02
学生 メイ
──きゃはは。

[狂笑]
[手には朽ちた刃を持ち]

──一ぉつ、二ぁつ。

[一言につき首一つ]

──三ぃっつ、四ぉっつ、五ぅつ、六ぅっつ。

[亡者が亡者を屠る]

──七ぁつ、八ぁっつ、九ぉつ。

[屠れど屠れど玩具は尽きず]
2006/06/20 22:28:58
学生 メイ
──十。

[吹き上がるは幻の]

──ぁハ。たのしいね。
2006/06/20 22:29:19
お嬢様 ヘンリエッタ
[――パチン
 仕込み刀を仕舞いくるりと日傘をさし
 ひらりとドレスの裾を翻し歩き出す。
 向かうは西
 美味しそうな獲物の声が聴こえた方。]
(109)2006/06/20 22:33:39
修道女 ステラ
まあまあ。

[ふわり、身が軽くて。]

お上手ね。
お上手だわ。
お嬢さん。
素敵ね。

[首を、ぽうん。

弾きながら]
2006/06/20 22:34:21
酒場の看板娘 ローズマリーは、歌を口ずさみながら,坑道をかけている。
2006/06/20 22:35:33
学生 メイ
──あはは、あはは。

[ぽーん、と弾けた首を玩び]

──すてらもじょうず。
──すてき、すてき。

[飛ぶように、舞うように]
[死者の動きで、死者を屠り]

──たのしいね。

[幼女の笑みでステラを見る]
2006/06/20 22:37:08
お嬢様 ヘンリエッタ
[声のあった筈の場所には既に人影はない。]

…あら…

[華奢な顎に細い指を添え小首を傾げる。
 聴覚強化すれば聴こえる足音。]

遠回りしてしまったわ…
待ってて、待ってて、待っててね。

[ニタァと口元を歪め地下坑道へと足を踏み入れた。]
(110)2006/06/20 22:37:41
お嬢様 ヘンリエッタは、酒場の看板娘 ローズマリーの歌声に誘われるように奥へ奥へ……
2006/06/20 22:39:12
修道女 ステラ
ふふふ。
楽しそうね。
楽しそうだわ。
ありがとう。

[ぽーん、と首を投げて寄越す。
銀の糸が首を屠り。
鴉が肉を食む]

可愛いわね。
可愛いわ。
2006/06/20 22:44:06
流れ者 ギルバート
[と。
痩せ男に向かい、壁から、天井から、床から、一斉に無数の仕掛け矢が飛ぶ。
些か意外、とで言うような表情を痩せ男が浮かべ、それでもそれらを次々と炎で燃やし──ぎょっとして振り返り。
爆炎に包まれた人影が、流星雨のごとき斬撃と蹴撃を放ち・・・最後に渾身の一撃。
痩せ男は血袋と化し、壁に激突した。

火焔に包まれた人影は、血の染みとなった敵が起き上がってこないのを確認するや否や、急いで床に置かれた水瓶一杯の水を数瓶分引っかぶる。
ようやく鎮火したものの、殆ど黒焦げの人型の塊と成り果て、力尽きたように床に蹲る。
その人型の炭に向かい、毛布で体の前だけを隠した豊かな肉置きの中年の女性が、慌てて駆け寄った。]
(111)2006/06/20 22:51:19
お嬢様 ヘンリエッタ
[軽やかに駆ける。
 ひらりふわり
 ドレスの裾が翻る。
 歌声が近付く。]

くすくすくす…

[其の後姿が微かに見えはじめ
 どくん
 胸が高鳴る。]

居たわ、居た、居たわ。

[甘い溜息を漏らし女へ向かう。]

…こんばんは…

[――ピチャン、ピチャン
 甘く優しく絡みつくような甘えた声をかけ
 日傘をくるくる弄ぶ。]
(112)2006/06/20 22:54:39
流れ者 ギルバート
[この殺人鬼のみが集う島で、性別や見目に騙されていては長生きできない。情に流されていては、自ら墓穴を掘ることになる。

故に痩せ男は、同衾していた男女の双方に火種を撒いたのだし、男が自分のだけでなく女の周囲に撒かれた火種をも断ち落とそうとして落としきれず、罠に嵌ったのを見て嘲笑を送ったのだった。
だが。

それは、女だけが操作しうる罠を発動させ、痩せ男に隙を作らせると同時に、その火種の防御陣の一角を崩す為であったとまでは、理解できただろうか。]
(113)2006/06/20 23:08:45
墓守 ユージーン
[見えなかった]
[悪鬼がこめかみに指を突き込み、薄っすら浮かんだ刃文が美しい刀が、その喉元を捉えたと思えた瞬間、ユージーンは宙を舞っていた。]

効く・・・・

[げはっと喀血すると、左の刀の先を地面に突き立てて身を起こした。そこへ間髪を入れずに悪鬼の拳が襲いかかる。このまま後方に跳躍して避けても恐らくは無駄な動きが多すぎ、もう片方の拳で襲われるだろう。理性や計算ではない、本能の動きで無理やり刀を割り込ませる。]

[先程より、重い。]

[無理な体勢で、受け止める。]
[足元がめり込んだ。]
(114)2006/06/20 23:11:16
学生 メイ
──あはは、はは。

[首を啄ばむ鴉を眺め]
[闇に銀糸が走り煌く]
[闇なお闇に鴉の声]

──あかいね、あかい。

[ぎゃあ──鴉の声]

──う、ふ、ふ。

[亡者の笑い]
2006/06/20 23:12:32
酒場の看板娘 ローズマリー
─地底湖方面へ坑道を8割方戻った辺り─

[紅く妖しい気配が地下へ降りて来る事で、周囲の空気が変わった。<ソレ>はどうやらマリーを追いかけて来る模様。──当然のように、見知った気配ではない。]
(115)2006/06/20 23:13:17
酒場の看板娘 ローズマリーは、お嬢様 ヘンリエッタを振り返り静かに首を傾けた。「こんにちは、紅いお嬢さん」
2006/06/20 23:15:18
お嬢様 ヘンリエッタ
くすくすくす…

[愛らしくあどけない仕草で小首を傾げ
 大きな瞳は嘗め回すように獲物の肢体を眺める。]

何処へ行くの?
私と遊びましょう?
(116)2006/06/20 23:16:02
修道女 ステラ
[翠の少女の瞳を覗き込み。
其の眼にある空ろな光を見つめて]

ふふ。

[鴉の眼も赤く、紅く。]
2006/06/20 23:18:03
墓守 ユージーン
[その体勢でギリギリと力が拮抗。]
[いや、僅か悪鬼の方の力が勝っている。]

[ギリっと歯を鳴らして、眸を爛々と輝かせた。]

いいなぁ・・・っ・・・・ヒューバート、とても、いいねぇ。

[ガギン]
[もう片方の拳と刀がぶつかった。]

さぁ、もっとだ。
もっと、殺し合おうぜ・・・・!!!

[一挙に力を抜いて、地面に己から倒れ込む。]
[片方の肩が完全に砕かれた。]
[勢いあまり、倒れてきた悪鬼の腹へと、]
[ズブリと、刀を下から突き立ててる。]
(117)2006/06/20 23:18:44
酒場の看板娘 ローズマリー
──子どもであれ大人であれ、女に用があった試し等、一度も無いのだけどね。

私が会いたいのは──、

[うっとりと無意識に下腹部を押さえた後、右手を元の位置へ戻し、冷静にヘンリエッタの気配に意識を傾ける。]

あなたを無視して、あの人の所へ行くわけにも行かないのでしょうねえ。
(118)2006/06/20 23:22:21
酒場の看板娘 ローズマリーは、敢えて口を少し開いた状態にしてから、鞄を地面に置いた。
2006/06/20 23:23:23
学生 メイ
──ねぇ、すてら。

[覗き込む黒い瞳を白痴の瞳が見返して]

──もうすぐだよ。

[嬉しそうに]

──う、ふ、ふ。

[亡者が笑う]
2006/06/20 23:23:24
お嬢様 ヘンリエッタは、墓守 ユージーンに話の続きを促した。
2006/06/20 23:24:28
お嬢様 ヘンリエッタ
…あら…
お前は私を嫌うの?

[少女は哀しそうに瞳を潤ませる。]

でも厭よ、厭、厭。
お前は私と遊ぶの。
大丈夫よ、ちゃんと私しか見れなくしてあげるから。

[ニタァと口元を歪め
 仕込み刀を引き抜いた。]
(119)2006/06/20 23:27:38
墓守 ユージーン
[紳士の顔と悪鬼の顔を持つ男の腹は、その切れ味のよい刀で表皮を、脂肪を、筋肉を切り裂かれ、赫黒い色をした腑を曝け出す。]
[悪鬼は中空へと飛び退りもせず・・・再度打ち込みをかける。]

がっ・・・ハハ!ハハハハ!

[半壊。]
[避けたものの、片頬より後ろが破壊される。]
(120)2006/06/20 23:28:02
墓守 ユージーン
[と、何やら、苦しげに眉を顰める・・・]
[血管が厭に蠢き・・・・]



ハハハハハ!!!



[刀を、振るった。]
(121)2006/06/20 23:29:44
学生 メイ
──ひとーり、ふたーり。
──ふえるよ、ふえる。
──おともだち。

[亡者の声に]
[さざめき]
[闇がさざめき]

──きれいな、おはな。

[新たな死者を迎える]
2006/06/20 23:29:55
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